3日で死んだ人食いサメ

今日は『3日で死んだ人食いサメ』
という話をします。

ホオジロザメって知ってます?

映画『ジョーズ』のモデルになったサメで、
全長は、大人で4~6メートルほどなので
成人男性2~3人をタテにつなげたくらいです。
体重は0.6~2トン。軽自動車1台分です。

なのに、水の中を原付くらいのスピードでせまってきて、
一度のアタックで14キロの肉塊を持っていくという
最凶のサメです。

ホオジロザメって、実はどうやって暮らしてるのか
よくわかってないんです。

なんでかっていうと、飼うのがすごくむずかしいからです。

どのくらいむずかしいかと言うと
沖縄の美ら海(ちゅらうみ)水族館が、2016/1/5にサメ水槽に
3.5メートルのホオジロザメを入れたのですが、
わずか3日で死にました。

なぜか?

まず、すごく気難しくて、海でつかまえても
暴れすぎて死んだりします。

しかもマグロと同じで、停まったら死ぬので、
超でかい水槽が要るし、性格が凶暴で
ルームメイトのサメを襲ったりして、
何かと手間なんです。

しかし2004年、アメリカのモントレー水族館が
不可能を可能にしてしまいました。

なんと、ホオジロザメを半年も飼育したのです。

この記録は、2016年現在でも破られていない
ぶっちぎりの記録です。

なぜできたのか?

発想の転換ですが、
『1.6メートル以下の子供のサメしか飼わない』
と決めたからです。

これでいろんな飼育トラブルが減って
生きたホオジロザメを見ようと
いつもの3割増しのお客さんが押し寄せたそうです。

このような作戦は、
「大人のホオジロサメを飼って、世間から大注目されたい」
という欲との戦いだったと思います。

もう一度申し上げますが、
モントレー水族館のチャレンジの12年後、
沖縄の美ら海水族館が、『3.5メートル』の
ホオジロザメを入れました。

そして3日で死亡しました。

もしあなたが、美ら海水族館の館長なら
どのような判断をしましたか?

『ホオジロザメの飼育』を
『新規ビジネスの立ち上げ』に置き換えると
どのように感じますか?