ゼロ戦は弱い

今日は、『ゼロ戦は弱い』
をお話します。

『ゼロ戦』と言うと、宮崎駿監督の引退作
『風立ちぬ』を思い浮かべる人も
多いかと思いますが、作った監督自身は
ゼロ戦神話について、こう語っています。

「相変わらずバカがいっぱい出てきて、
零戦がどうのこうのって幻影を撒き散らしたりね。
戦艦大和もそうです。負けた戦争なのに」

日本人のゼロ戦賛美風潮の中で
こういったことを言えるのってつよいし、
素晴らしいことだと思います。

現代の第二次世界大戦の研究家によると、
ゼロ戦の弱点は、『美しい』ことです。

ゼロ戦は、最新型のスポーツカーのように
複雑な曲線を駆使してて、
たいへん美しいのです。
芸術作品なのです。

一方、アメリカの戦闘機は
引越し屋さんのトラックみたいに
カクカクしてて、大量生産品向きなのです。

戦争が続くと、作る人がいなくなって、
最後のほうは
女子高生がゼロ戦を作ってました。

職人でも作るのがたいへんなのに、
一般ピーポーが気合だけで
芸術作品を作れるわけがありません。
どんどん性能が劣化していきました。

だとしたら、

「ゼロ戦は作るのがむずかしい」

という事実を正直に受け止めて、
引越し屋さんトラックを作ればよかったのですが、
結局日本は、最後までゼロ戦を
捨てることができませんでした。

戦争の序盤で、ゼロ戦ですごく勝てたから
執着しすぎて、
辞めどきがわからなかったんでしょうね。

ビジネスで言うと、手間ばかりかかって、
あんまり稼げないやり方を続けていて、
少し儲かるがゆえに、やめられない、
といったことがあります。

こういうとき、辞めどきが難しいのですが、
トレンドに乗ってないものを
ムリに続けても、しんどいだけなのです。

音楽配信の時代には、
音楽配信をやったほうが稼げるわけで、
MDウォークマンは作らないほうが
いいということです。

次回は、『サルマネ日本人』という話をします。

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Posted by aida