模倣自殺

今日は、『模倣自殺』をお話します。

社会的証明の力は、強力です。
『いじめ』もそう。

いじめられた子の両親が叫びます。

「どうして誰も気づいてくれなかったの?」

心理的に言えば、何人か気づいていたけど、
自分ではどうしていいかわからなくて
みんなのマネをしていたのです。

いじめられているわが子を救いたいなら、
社会的証明の力に逆らわずに、
逆に、利用した方が賢いと言うことです。

次は、おそろしい話をします。
(軽々しく読まないほうがいいと思います)

カルフォルニア大学の社会学者
ディビット・フィリップスさんによると、
社会的証明の力によって、
人は、自殺までするのだそうです。

歌手の尾崎豊さんが亡くなったとき、
後追い自殺をする人が何人もいたことは
ご存知ですか?

「知ってるけど、
熱狂的なごく一部のファンの話でしょ?」

確かにそうです。
そしてあれは、氷山の一角にすぎなかったのです。

実は、「○○さんが自殺しました」という記事が
新聞に載ると、ひとりで亡くなる人『だけ』が増えて、
自殺プラス殺人の記事が載ると、たくさん亡くなる
惨事『だけ』が増える、と聞いたらどう思います?

亡くなる方法は、自殺のときもあるし、
事故のときもあります。

一般的に(というのもヘンな表現ですが)、
自殺する人は、自殺によって自分の名誉を
傷つけられたり、家族が誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)に
さらされることをイヤがります。

そして、家族に労災や保険金が下りないことを
心配したりもします。

それで、(本当は意図的なのですが)、
それと気づかれないようにして、
カープで車のハンドルを逆に切ったり、
命綱をゆるめて登山するのです。

こういった間接的な自殺は、
『事故』として処理されます。

さらにフィリップスさんは
20年間の統計データを調べました。

問題点を絞り込むために、
自殺した人の年齢と、その自殺が公表された直後に
車でひとりで乗っていて亡くなったドライバーの
年齢を比較し、驚くべきことがわかりました。

若い人の自殺報道があると若い人が事故で死に、
お年寄りが自殺するとお年寄りが
事故で亡くなっていたのです!

人は、ネガティブな心理状態のとき、
自分と似た人の自殺報道を見てしまうと、

「みんな、そうしているんだから」

にスイッチが入ってしまい、立ち木や盛り土に
突っ込んでいくのです。

富士の樹海やお化けトンネルで
事故が多いのも、
社会的証明で説明がつくように思いませんか?

チンパンジーと人間のDNAは99%同じです。
なのに、なぜあんなにちがうのでしょう。

その1%のちがいに、『メディアを駆使した
高度な社会性』が含まれているとすると、
あなたの心には、『もうお化けが住んでいる』
ということになります。

不幸な事故を新聞やテレビ、ネットで
見かけたとき、特にその内容が、自分と似た
性別、年齢や職業である場合、しばらく
ご自身の行動を変えることをおすすめします。

なるべく知らないところを運転しない、
登山やスカイダイビングをキャンセルする、
どうしても飛行機に乗るときは
搭乗者保険を多めにかける、などです。

経済的自立によって
サラリーマンのような
特定のルーティンから解放されている方は
とくに注意した方がいいです。

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Posted by aida