数量限定

今回は、『数量限定』についてお話します。

消費者は、ある商品の供給が不足しており、
いつまで残っているか保証できないことがわかると、
急に希少性の心理が働きます。

こういった心理をあおる表現は随所で行われていて、
車の試乗会やモデルハウスの展示会などに行けば
すぐにわかります。

「この年式でマニュアル車は国内に30台もありません。
今、ここにあるのが奇跡です。明日には売れてるでしょう」

「この分譲地の中では、角地は残り2区画だけです。
ひとつはこれです。もう1つはうっとおしい西向きですから、
お気に召さないと思うのですが。。。」

そう、コレクターだけではないのです。
ほとんどすべての人が、何らかの形で
『希少性の原理』に支配されています。

ある家電量販店の限定販売の方法で
「興味深いな」と思ったセールストークを、
シェアしたいと思います。

あるカップルが展示されてる商品をさわったり、
説明書をパラパラとめくったり、お互いに
話し合ったりしています。

そこで店員さんはこう言います。

「このモデルがお気に召したようですが、
ごもっともです。この品にしては、
破格のお値段になっているんです」

「ただ、申し訳ございませんが、
ほんの20分ほど前に別のお客様に
お売りしてしまったのです。
確かそれが、最後の品だったように思います」

そうすると決まって、カップルのどちらか(ほぼ男性)が、

「本当にそれで最後か、在庫を見てくれますか?」

と言い出します。

「そうですね、もちろん調べてまいりましょう。
ご要望の品はこのモデルで、在庫があれば
このお値段でお買い求めいただける、ということで
よろしいでしょうか」

店員は、客が希少性によって最高にほしくなったときに
商品を買うことに『同意』させるのです。

お客さんは、希少性ゆえに、『手に入れたい』
という欲望に、逆らうことができないのです。

もちろん、バックヤードに在庫が1つだけあった
という場合もありますし、実は在庫が山ほどあって、
セールストークの一環でそうしてた、
という場合もあります。

あなたが、どうしても言葉のテクニックで
引っかかりたくない場合は、一旦引き下がって、
他のお客さんを観察してみると、引っかからないですよ。
(店員は、他のお客さんにもすぐに同じことをするので)

それでは次回はもうひとつの希少性の形、
『時間制限』についてお話しようと思います。

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Posted by aida