こぼれたミルクを舐めたい

今回は、心理的にかなり深い内容です。
落ち着けるところで読むことをおすすめします。

どうして人は、「限定○○限り!」に
弱いのでしょうか。

理由は、2つあります。

ひとつは、手に入れることがむずかしいものは、
簡単に手に入れられるものよりも、たいてい
『良いもの』であるということです。

つまり人は、『レア」かどうか判断することで、
優れたものを手に入れる近道をしているのです。

そしてもうひとつが、
非常に興味深いのですが、

『人は、既に持っている自由を失うことがものすごくイヤ』

なのです。

既に持っているものを『キープ』することに
こだわりすぎて、私たちは『心の平静を失う』のです。

「ああ、ステーキ食べたい」
「ナポリタンも食べたい、ああ〜ん」

となってるところに、コワモテのおっさんがやってきて、
サンドイッチのあるテーブルに『ガン!』とすわらされて、
食べるようにプレッシャーをかけられたとします。

そこへ、ヒラヒラのエプロンをつけたおねえさんが来て、

「ナポリタン引き換えチケットありますよ〜」

って言われたら、どう感じます?

私は、サンドイッチじゃなくて、『ナポリタン』に、
執着します。

人は、望んだことが自由にできないと、反抗心を抱きます。
これを『心理的リアクタンス(反発)』といいます。

セールスの専門家は、人の『反抗心』を巧みに利用するのです。

例として、『ボイラー室の操作』という詐欺ノウハウを
紹介しましょう。

何十人ものセールスマンが、小さな部屋に押し込められ、
何千人もの客に電話をかけるやり方だから、
そう呼ばれてます。

セールスマンは、次の3つのステップを利用します。

1.キャッチーな会社の名前を語って、自己紹介をする。
そして資料を受け取ってもらうことをたのむ。

2.セールスマンは、「投資がいかに多くの利益を得られるか」
を語り、あおりまくる。
しかし「もう投資するチャンスがない」と言って、
放置プレイする。

3.セールスマンが家まで走ってきて、ハァハァ言いながら、
「奇跡的に投資できるチャンスが出た!どうする?」と言う。

たったこれだけで、81歳のおじいちゃんは、
コツコツ貯めた年金180万円を振り込んだのです。

「ウソだろ!?」と思われるかもしれません。

自分がこういったことを言われたら、
どのような感じるかを想像してみてください。
希少性の心理を感じられると思います。

次回は、希少性が少し進んだ状況、つまり、
『禁じられたものが欲しくなり、その結果、
それが価値のあるように思えてくる傾向』について、
お話しようと思います。

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Posted by aida